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3.11 安倍総理 追悼の言葉は、成果報告。 [プレゼン]

本日、首相官邸で開かれた献花式で安倍総理が述べた追悼の言葉を以下に示します。

まるで成果報告会です。

東日本大震災で亡くなったり、傷ついたり、

愛する人や大切な人を亡くした人々の心に届く言葉ではありません。

人の喜びや悲しみ、そして明日への希望を表現する

心に届く言葉やストーリーが全くないのです。

今日、14:46に

被災地で、日本各地で

手を合わせた多くの人々の思いと共感するスピーチではなかった。

私、思うんですよ。

この総理、本読んでないな、と。

自分との対話でもある読書。

人間である自身との対話無くして、

人の心に届く言葉を紡ぐことはできない。でも、選挙民も同じかもしれない。

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本日、東日本大震災発災9年を迎えるに当たり、政府を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。

 最初に、本年の政府主催「東日本大震災九周年追悼式」の開催中止について申し上げなければなりません。追悼式については、規模縮小など新型コロナウイルスの感染拡大を防止する措置を講じた上で実施する方向でぎりぎりまで模索を続けてきましたが、現下の状況を踏まえ、今が国内における感染拡大を防止するためにあらゆる手を尽くすべき時期であることから、誠に遺憾ながら、開催を断念するのやむなきに至りました。ご遺族を始めとした関係者の皆様におわび申し上げます。

 かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、9年の歳月が流れました。

 最愛のご家族やご親族、ご友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお哀惜の念に堪えません。ここに改めて、衷心より哀悼の意を捧げます。また、被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 震災から9年が経ち、被災地の復興は、着実に進展しております。地震・津波被災地域においては、住まいの再建・復興まちづくりはおおむね完了し、産業・生業の再生も順調に進展しているなど、復興の総仕上げの段階に入っています。

 原発事故によって大きな被害を受けた福島の被災地域では、3月14日、JR常磐線が全線開通の予定であり、一部地域では帰還困難区域として初めての避難指示解除が行われるなど、復興・再生は新たなステージに入ります。

 一方で、いまだ6千人の皆さんが仮設住宅での避難生活を強いられるなど、長期にわたって不自由な生活を送られています。

 政府として、今後も、被災者の生活再建のステージに応じた切れ目のない支援を行ってまいります。中長期的な対応が必要な原子力災害被災地域においては、帰還に向けた生活環境の整備や産業・生業の再生支援などを着実に進めてまいります。来年度で終了する復興・創生期間の後も、次なるステージに向け、全力で取り組みます。

 震災による大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を決して風化させてはなりません。国民の命を守る防災・減災を不断に見直してまいります。あらゆる分野において国土強靱(きょうじん)化を進め、災害に強い故郷を創り上げていくことを、改めて、ここに固くお誓いいたします。

 震災の発生以来、地元の方々や関係する全ての方々の大変なご努力に支えられながら、復興が進んでまいりました。世界各国・各地域の皆様からも、多くの、温かく心強いご支援をいただきました。心より感謝と敬意を表したいと存じます。世界の多くの方々に、「復興五輪」と言うべき本年のオリンピック・パラリンピックなどの機会を通じて、復興しつつある被災地の姿を実感していただきたいと思います。

 震災の教訓と我が国が有する防災の知見や技術を、世界各国・各地域の防災対策に役立てていくことは、我々の責務であり、今後も防災分野における国際貢献を、一層強力に進めてまいります。

 我が国は、幾度となく、国難と言えるような災害に見舞われてきましたが、その度に、勇気と希望をもって乗り越えてまいりました。今を生きる私たちも、先人たちに倣い、手を携えて、前を向いて歩んでまいります。

 御霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様のご平安を心から祈念し、私からの追悼の言葉といたします。

 令和2年3月11日

内閣総理大臣 安倍 晋三


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