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早稲田大学教授の君たち、組織論を学生に説く前に・・・ [早稲田大学関連]

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樋口くんさ、


企業に組織を説く前に、


早稲田大学の組織はどうなのよ?


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武藤くん、君も同じ。


君たち、


まさか、学生諸君にも


これら組織論を授業で教えてるんじゃないだろうね・・・


こんな授業を真に受けて、


就職面接で「ガクチカ」で言われても、


困っちゃうよね~


組織論を説く前に、


「ひと」を説けるかね?


樋口くん、武藤くん。


まあ、こんな講義を聴きに来る会社役員、経営幹部とやらも同様かもね。

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チュラロンコン大学の周りに、早稲田のような学生街ありません。 [早稲田大学関連]

今日は、練習ラウンドが早く終わったので、


チュラロンコン大学に行きました。


サンダル履き、Tシャツ・半ズボン姿で潜入。


Dr.SuperG from WASEDA Univ. Tokyoで潜入。


ある学科の雰囲気の調査が目的。


結果は、がっかり。


帰途は、無料の学バスで。

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電気バスです。


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当然ながら排気管はありません。


ちなみに早稲田の学バスはヂーゼルです。


工学系の大学教育では、


実験、実習が充実してないと・・・


早稲田も他山の石とすべきです。


次回は、チュラロンコン大学の学食に出没したいと思います。


この大学の周囲は、


早稲田のような学生街ではありません。


当然ながら、


弁当屋の「いねや」、


チーメンの「ふくちゃん」、


スタミナ定食の「洋包丁」、


みたいのはありません。


で、思いつきました。


早稲田の学生街を”世界学生遺産”にしましょう。



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早稲田大学、儲かりまっか? [早稲田大学関連]

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なにが、Essentialsでしょうかね。。。


「気軽に体感」だってさ。


行っても何も得られないでしょう。


でも、いいんです。


企業人事担当者は、丸投げ。


受講者は、仕事。


大学は、場所と名義貸し、受講者の能力向上へコミットメントないし。


大学には、いくら入るんでしょうかね~


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東工大でもやってます。


こんなのいっても「ヒント?」なんか得られないよ。


なんか、詐欺商法みたいだな。


センセイ方の経歴みると、


実戦(実践ではない)経験あるのかな~と思うのです。


本当のビジネスは、


生身の人間相手です。


どこぞの理論やケーススタディーでは解決できない戦いなのに。


大学教授なるセンセイが、


書斎で語るようなノリで、


ビジネスの現場を考察するのは不愉快。

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「舞い上がれ」より、空山先輩! [早稲田大学関連]

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この風景をみて、


鋳物研究所の地下で過ごした大学院生の頃を思い出しました。

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手製の道具・治具。



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自作の実験設備は、


壊れたり故障しても自分で治せる。


そして、何よりもオリジナルな研究の第一条件。


もちろん、


そう簡単にはその装置は完成しない。


試行錯誤の繰り返し、


いつ完成できるか不安でいっぱい。


でも、


それを乗り越える過程こそが研究者を鍛える。


今の大学教員は、


そんなことを学生に教えることができるのだろうか?


「国際卓越大学」を目指す早稲田大学。


大学は、人を育て育つところ。


格好良くないし、


地味で時間はかかるし、


七転び八起き。


そんな中、


一筋の灯りで照らす教員は早稲田にいるのだろうか。。。

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学生には、「仕事とは?」を考える暇が必要! [早稲田大学関連]

眼の定期検査の後、


久しぶりのワセダ。

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入学したら、


学業の他に


インターンシップとやらで、


今の学生は忙しい。


就職が次の目標なのでしょう。


大学初学年から、


色んな会社のインターンシップを体験し、


妙に会社、業界通になってはいけない。


手垢のついた人材になっちゃう。


就職ではなく、


仕事とは何かを考える機会を持とう。


大学に入って、


就職、特に”今”人気の会社への就職に固執して、


入社後は、


転職が目標になるのでしょうか?


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こんなことを広言する連中の餌食になってはいけない。


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このコピーは、偽り。


「君のキャリアは、想像以下だ。」が厳しい現実。


就職、転職を煽って利益を上げている連中の儲けの対象になるな。


生涯一会社の時代ではないからこそ、


「仕事とは?」を考える機会を学生時代に持つべき。


ワセダの教員は、学生にそういう話をしているだろうか?


ワセダの教授のキミ、


学位取得後、


ずっと、大学・学術業界だね。


会社で仕事を得る学生諸君に、


どんな話をできるんだい?


私は聴きたい。

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ワセダ×吉野家、儲かりまっか?! [早稲田大学関連]

4/20 朝日新聞天声人語から

ーーーーー

「地方から出てきたばかりの若い女性が薬物中毒になるような企画を」。NHKのニュースで流れたこの言い回し、一体何のことかおわかりだろうか。回りくどい表現に、局内の担当者の苦悩が色濃く映る▼元の言葉があまりに不適切だったゆえ、言い換えざるをえなかったのだろう。「生娘をシャブ漬け戦略」「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢(むく)、生娘なうちに牛丼中毒にする」。牛丼チェーン大手吉野家の常務が発言の主というから、驚きを通り越してあきれる▼問題の発言は、常務が講師を務めた早稲田大の社会人向けマーケティング講座で飛び出した。全29回、受講料38万5千円という学びの場の初日のこと。事態を重く見た大学は、講師陣紹介のサイトから名前と写真を削除した。当の吉野家もただちに常務を解任している▼吉野家の歴史をふりかえれば、苦難の連続だった。関東大震災で移転し、東京大空襲で店を焼失。米国で起きた牛海綿状脳症(BSE)問題も直撃した。2年7カ月ぶりとなった牛丼の販売再開に涙ぐんだ当時の社長の姿は忘れがたい▼わが人生で吉野家の牛丼を幾度食べたことか。駆け出し記者のころも米国や香港など駐在先でも繁く通った。モットー「うまい、やすい、はやい」はまさに記者の味方だった▼長年のファンの足すら遠のかせてしまう今回の暴言。店で食べている最中に、冒頭の不快な言葉が頭をよぎってはかなわない。それでも味だけは変わらぬよう願いたい。

ーーーー

「全29回、受講料38万5千円」=1万172円/回


高いな~


でも炎上話が聞けるからいいのか・・・


こんな講義、行くやつも行くやつですな。


頭、悪いんじゃね!


私ならゴルフ行きますわ。


ワセダは、ろくな社会人教育やってませんな。


大学だって儲けなきゃ! だろうね。


学生だけじゃ収益あがらないし。


昔のワセダ、


いい加減でよかったな~


学費滞納を待ってくれたし。


私も歳をとりました。

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早稲田大学学部、大学院入学式 田中愛治総長の式辞 [早稲田大学関連]

2022年4月1,2日


早稲田大学の学部、大学院入学式がありました。


田中愛治総長の式辞を以下に示します。






【学部入学式式辞】

  新入生の皆さん、また、ご家族・ご親族の皆様、ご入学おめでとうございま す。新入生の皆さんはもちろん、このたび入学される新入生を育て、支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べさせていただきます。

  本来であれば、新入生の皆さんだけでなく、ご家族の方にもご参加いただき たかったのですが、コロナウイルスの感染を防ぐため、新入生だけの出席となっています。その点は、たいへん残念に思っております。

  今年の新入生は、特別な思いを持って、入学されることでしょう。この2年間、新型コロナウイルス感染症の拡大というパンデミックに、世界中が振 り回されました。本日、入学される皆さんも、高校や予備校などに通うこと もままならなかったと思います。皆さんは、そうした辛い思いの中、不安と闘いながら、進学の準備をされてきました。皆さんが、逆境をはねのけ、本日の入学式を迎えられたことに、心からお祝いを申し上げます。そして、敬意を表します。

  私は、3年5ヵ月前の 2018 年 11 月に早稲田大学の総長に就任しました。そのうちの2年間は、コロナ・パンデミックの中で早稲田大学を牽引してきました。 私たちは、WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルス感染症の拡大を 2020 年3月 11 日にパンデミックである、と宣言する3週間前には、これはパンデミ ックであると考えていました。そのため迅速に対応策を打ち出しましたので、 早稲田大学は、日本で最も迅速かつ的確に、コロナ・パンデミックに対処した大学となりました。

  早稲田大学は、2020 年8月から 2021 年1月までの間に、教室の空調設備を 更新し、すべての教室で1人当たり、1時間に 30 立方メートルの換気ができるように整えました。これにより、昨年度の4月から、7割を目標に対面授業 を再開しました。また、昨年の7月5日から8月末までに、希望者全員を対象 に2回のワクチン接種を実施しました。早稲田大学は、コロナに対して、できる限りのことをしてまいりました。

  総長に就任して以来、私は学生の皆さんに「たくましい知性」を鍛え、同時 に「しなやかな感性」を育んでもらいたい、と言ってきました。これは、建学 の精神に沿いながらも、新しく早稲田の教育方針を表現したものです。コロナ ・パンデミックの経験により、この二つの言葉は、より現実味を帯びて、理解 しやすくなりました。

  「たくましい知性」とは、どのようなものでしょうか。今日、人類が直面す る問題の多くは、答えのないものばかりです。たとえば、世界では地球の温暖化や、ロシア政府軍によるウクライナへの侵略が問題になっています。これら の問題の解決策は、教科書にも専門書にも記されていない、正解のない問題です。コロナ・パンデミックも、誰一人正解を知らない問題の典型でした。このような「答えのない問題に、自分の頭で考えて、自分なりの解決策を考え出せ る知性」を私は「たくましい知性」と呼んでいます。コロナ・パンデミックという人類にとって未知の問題を経験した皆さんだからこそ、早稲田で「たくましい知性」を鍛えてもらえると思います。

  ただし、未知の問題を自分の頭で考える際には、大学で修める学問が必要不 可欠になります。学問とは、人類が文字を発明して以来、約5千年の人類の経験のエッセンスを体系的にまとめたものです。したがって、人類が過去に経験 していない問題の正解は、学問の中に記されていないかもしれません。しかし、 過去に人類が直面した未知の問題に、どのように人々が挑戦し、解決してきたかは記されています。つまり、答えのない未知の問題に、どう挑戦するのかという方法論が、学問には体系的に示されているのです。ですから、学問を修め ることをおろそかにしては、「たくましい知性」を鍛えることはできません。

  もう一つの「しなやかな感性」を育むことも大切です。人類には、異なる国 籍・民族・言語・宗教・文化・信条を持つ人がいるからです。異なる性別の人や性的少数者の人々もいます。それらの自分とは異なる人々の考え方や感じ方 を理解できる感性を私は「しなやかな感性」と呼んでいます。

  たとえば、ウクライナから早稲田大学に留学に来ている学生たちは、どんなに心細い思いをしているでしょうか。あるいは、ロシアから早稲田大学に留学して来ている学生たちは、自分の祖国をどのように見つめているでしょうか。 また、他の国の人々に、ロシア人というだけで冷たい目で見られることを心配 しているかもしれません。このように、異なる立場にある人に思いを寄せて、 それぞれの人がどんな辛い(あるいは悲しい)思いをしているかを肌で感じら れれば、「しなやかな感性」を持っていると言えるでしょう。

  「しなやかな感性」を育むためには、自分と異なる人々に敬意をもって接 し、理解することが重要です。早稲田大学は、そうした環境を創るために国 際化を進めてきました。2019 年度までは 8,000 名を超える海外からの留学生 が早稲田で学び、日本で育った 4,600 名以上の学生を海外への留学に送り出 していました。ところが、2020 年度はコロナのために、それが途絶えました。 「オンライン留学」という新たな形も開発しましたが、十分ではありませんでした。2021年度は、9月から約 480 名の早稲田の学生が、2回のワクチン接種を済ませ、海外留学に出ました。しかし、海外からの留学生は受け入れ られませんでした。

  ただ、それらの苦労を通じて、私たちは、コロナ・パンデミックの状況で は、立場の弱い人々が、また貧しい国や地域の人々が、より感染しやすく、 辛い立場に置かれることを学びました。そうしたコロナによる厳しい状況下で大学生となる皆さんは、より一層「しなやかな感性」を発揮しなければな りません。是非とも早稲田で、「しなやかな感性」を育んでください。

  私たちは、そのために必要な教育環境を整えてきたという自負があります。 なかでも、グローバル・エデュケーション・センター(GEC)という全学共 通の教育センターは、学部の垣根を超えて、すべての学部の学生が履修できる 科目を用意しています。そこには「基盤教育」と呼ばれる科目群があります。 

  「基盤教育」とは、大学で学問を修めるために必要となるアカデミック・ツ ール、学びのための方法論です。これらのアカデミック・ツールは、社会に出 てからも知的な職業では必ず有用なツールとなります。私たちは 2011 年から 13 年まで3年間、しっかりと議論をして、「基盤教育」を五つ定めました。

  第1は、日本語を母語とする学生に、論理的に日本語の書き方を教える「学 術的文章の作成」です。第2は、英語の発話の力を養成する「Tutorial English」 と、英語の論理的な文章の作成力を鍛える「AWADE(Academic Writing and Discussion in English)」です。これら論理的文章の作成は、アメリカやイギ リスの一流大学でも、大学1年生に“Freshman English”として、必修にして います。アメリカの Yale 大学は、どんなに優秀な学生に対しても、大学1年次 に、英語で学術的文章を書く授業を義務付けています。早稲田のグローバル・ エデュケーション・センターは、日本語と英語の双方の学術的文章の作成の科 目を、どの学部の学生も履修できるようにしています。

  基盤教育の第3は、文系のための数学入門です。「数学基礎プラスα」とそ の上の「β」・「γ」が用意されています。第4は、「データ科学入門」で、 人工知能を用いてビッグ・データを解析する基礎を学びます。その過程で統計 学の入門も学べるという一石三鳥のお得な科目です。第5は、情報処理入門で す。日進月歩の情報処理の方法論を毎年アップデートしながら、今後のデジタ ル・トランスフォーメーションに備えられるよう工夫されています。これらの基盤教育と、各学部の特色ある教育が相乗効果を発揮することで、「たくましい知性」を鍛えることができると確信しています。

  このような学問を学ぶための基盤教育を受けられる教育環境を整備している のは、現在の日本では早稲田大学だけです。また、世界的に見ても、これだけ 整備している大学は数少ないと自負しています。このような全学共通の基盤教育はグローバル・エデュケーション・センターで学べます。そして、皆さんは 自分の学部で、さらにその上の専門分野を学習してください。そして、自分に とっては未知の問題の解決策を自分の頭で考え、それを論理的に他の人に伝えられなければなりません。

  そのためには、早稲田大学でしっかりと学問を学ぶことが必要となります。 それにより、卒業して社会に出てから活躍できます。むろん体育各部の部活動、 サークル活動に力を入れることも、学生生活としては貴重でしょう。さらに、 就職のため、大学1・2年生のうちは、インターンシップではなく、オープン ・カンパニーという企業の案内や各業界の紹介などを学ぶ機会に参加することや、キャリア教育の授業を受講することも意味があります。しかし、早い学年からインターンシップをたくさん経験すれば、良い企業に就職できるという考 え方は、もう時代遅れです。これからは、大学の授業でしっかりと学問を学び、 その上で、機会があれば本格的なインターンシップを3年生の夏休みや冬休み で経験することが大切です。1年生・2年生のうちから授業そっちのけでインターンシップに力を入れていると、就職してから必要となる「たくましい知性」 を発揮できなくなります。皆さんが、国際的に他国の方々と遜色ない形で、人 類社会に貢献できるグローバル・リーダーになるためには、まずは大学で学問 をしっかりと学ぶことが重要です。

  早稲田大学で私たちが考えているグローバル・リーダーは、必ずしも国際連 合などの国際機関や、外資系の国際企業で仕事をする人だけではありません。 国内や海外を問わず、どのような町や村にいても、どのような規模の企業や組 織に所属していても、皆さんが「グローバルな視野に立って、人類社会に何ら かの形で貢献する」と考えて仕事をすれば、皆さんは自ずとグローバル・リー ダーになります。   また、早稲田大学のことも知っていただきたいと思います。実は、昨年、慶 應義塾の塾長になられた伊藤公平先生とは親しくお話ししていますが、彼が就 任してすぐに早稲田を訪ねていらしたときに、「早稲田がコロナ対策で最も優 れていたから、どうしてあれだけ迅速に的確に対策を打ち出せたのか,教えて いただきに来たのです。福澤諭吉先生は『自分より優れている者からは学べ』 とおっしゃっていますので。」とおっしゃいました。数日後、私が「慶應義塾 の学生も卒業生も皆さん、愛校心がとてもお強いですよね。どうしてそのよう に学生を育てられるのですか。」とうかがいましたら、「慶應では新入生全員 に『福翁自伝』を配っているのです。」とお答えになりました。私もその点は 慶應義塾に習って、皆さんに『大隈重信と早稲田大学』という新書を、今年度 の新入生からお渡しすることに致しました。是非、読んで、早稲田と創立者の 大隈重信のことを学んでください。

  最後に、早稲田大学は、学生の求めることは、ほぼ何でもできるような環境 を整えています。学問・研究でも、体育各部の競技スポーツでも、サークル活 動でも、ボランティア活動でも、様々な学生のニーズを満たすような多彩な環 境があります。ただし、真剣に学問を学ぶことも忘れないでください。

  ですから、皆さんは、早稲田では思う存分、勉強し、自分のやりたいと思う 活動にも力を入れて、充実した学生生活を送ってください。4年後には、より 逞しくなって、よりしなやかに輝いている皆さんを、今よりも輝いている早稲 田大学が、送り出したいと思います。


【大学院入学式式辞】

  早稲田大学大学院へ入学される大学院生の皆さん、また、ご家族・ご親族の皆 様、ご入学おめでとうございます。新大学院生の皆さんはもちろん、このたび入 学される大学院生を育て、支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお 喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を 申し述べさせていただきます。

  今年、進学された院生の皆さんは、特別な思いを持っていることでしょう。こ の2年間、新型コロナ・ウイルス感染症の拡大というパンデミックに、日本中が、 いや世界中が振り回されました。皆さんは大学院進学を目指しながらも、各大学 のキャンパスに通うこともままならず、この2年間を不安の中、辛い思いで過ご されたことと思います。皆さんは、こうした厳しい環境の中で、不安と闘いなが ら、進学の準備をされてきました。皆さんが、逆境をはねのけ、本日の入学式を 迎えられたことに、心からお祝いを申し上げます。そして、敬意を表します。

  私が早稲田大学の総長になって約3年半経ちますが、2年以上をコロナ対策 に費やしました。しかし、私たちは決してこの経験をネガティブな記憶として残 すだけではいけないと思います。コロナ・パンデミックの中で学んだことを未来 に繋げていかなければなりません。

  では、私たちは、このコロナ・パンデミックの中で何を学んで来たのでしょう か。日本に住んでいる私たちは、少なくとも二つのことを学んだと思います。一 つは、日本社会は正解の定まっていない未知の問題を解くことが苦手な社会で あるということです。コロナ・パンデミックは正解のない未知の問題の典型的な ものでした。これに対する各国の対応が、日本より優れていたわけではありませんが、日本社会も混乱しましたし、現在もどのような方針をとるべきかは、専門 家の間でも、政策を決定する人々の間でも定まっていません。

  もう一つ、私たちが学んだことは、日本社会はデジタル化、いわゆるデジタル・ トランスフォーメーションにおいて他のOECD諸国に大きく遅れをとってい るということです。新型コロナ・ウイルスの感染が拡がっていく中で、日本社会 では情報がデジタル化されていなかったために、明らかに情報共有が遅れ、救急の患者が入院できる病院が見つかるまでに、人と人との電話でのコミュニケー ションによる作業が延々と続けられ、救急車の中で患者が一つの病院から他の 病院へと、たらい回しになるケースが多く発生しました。これは、日本の科学技 術力の水準からいえば、避けられることでした。私たちは、何故そうなったのか 原因を考えるべきでしょう。

  では、皆さんはこれから早稲田大学の大学院で学問を本格的に学び始めるに あたって、どのような心構えで向かうべきなのでしょうか。 私は、2018年 11月に総長に就任して以来、学生の皆さんに「たくましい知性」を鍛え、同時 に「しなやかな感性」を涵養することを提唱してきました。今年は、それに加え て「ひびきあう理性」を磨いてもらいたい、という言葉を贈ります。

  既に早稲田で学んだことのある人は、ご存じとは思いますが、簡単に「たくま しい知性」と「しなやかな感性」とは何かを述べておきましょう。

  「たくましい知性」とは、どういう知性でしょうか。今日、人類が直面してい る問題の多くには、正解がありません。たとえば、コロナ・パンデミック対策に は、これが正解と証明されているものはありません。同様に、地球の温暖化によ る気候変動への対策も、地球上の至る所に存在する貧困と格差の解決法も、現在 のロシア政府指導者によるウクライナへの侵略と人権侵害への打開策も、どれをとっても正解の定まっていない未知の問題です。それらの未知の問題の解決 策を考え抜く知性を、「たくましい知性」と私は呼んでいます。

  皆さんは、これから学問研究に従事するのですから、答えのない未知の問題に 挑戦する「たくましい知性」をより一層鍛えていただきたいと思います。ただし、 未知の問題解決を考える際には、自分の頭で考えるだけではなく、学問を修める ことが必要不可欠です。

  学問とは、人類が文字を発明して以来約5千年の人類の経験のエッセンスを 体系的にまとめたものです。したがって、人類が過去に経験していない問題の正 解は、学問の中には記されていないかもしれません。しかし、過去に人類が直面 した未知の問題に、どのように人々が挑戦し、解決してきたかは記されているは ずです。つまり、答えのない未知の問題に、どう挑戦するのかという方法論が、 学問には体系的に示されているのです。ですから、学問を修めることをおろそか にしては、「たくましい知性」を鍛えることはできません。

  「しなやかな感性」とは、自分とは異なる国籍・民族・言語・宗教・文化・信 条を持つ人々、自分とは異なる性別や性的指向性をもつ人々の考え方や感じ方 を理解できる能力です。「しなやかな感性」がなくては、未知の問題に対して皆 さんが自分の頭で考え出す解決策も、視野が狭く、地球上の人類の誰もが納得い くものにならない可能性が高くなります。ですから、学問研究を進める中で、異 なる他者を理解する「しなやかな感性」も育んでもらいたいと願っています。

  その上で、大学院の新入生には、早稲田大学の大学院で「ひびきあう理性」を 磨いて欲しいと思います。「ひびきあう理性」とは、どういう理性でしょうか。 学問を究める合理的な思考は、ともすると狭い学問分野に閉じこもりがちです。 しかし、大切なことは、他者の考えや意見に耳を傾け、自分の意見も述べて、お 互いの思考が共鳴することで高め合うことだと思います。そうした意味では、学 際的な研究はその典型ですが、一つの研究分野においてさえ、他者の理性との交流があり、共鳴があれば、より高い水準の研究になり得るでしょう。他者の理性 との間で、「ひびきあう理性」を磨いて欲しいのです。

  皆さんには、早稲田の大学院では、「たくましい知性」を鍛え、「しなやかな感 性」を育み、「響き合う理性」を磨いて欲しいと思います。それでは、皆さんは 早稲田の大学院でどのような心構えで、学ぶべきでしょうか。

  学問の前では何人も平等です。各研究科、各専攻、各研究室において、若い大 学院生は、自由な発想を促されることが望ましいと思います。もちろん、指導教 授や准教授、先輩の助手や大学院生たちには、敬意をもって接していただきます が、何をテーマに研究するかは、自由に決めていただきたいと思います。また、 同級生や後輩に対しては、決して批判のためだけの批判をせず、より良い研究を 導くための建設的なコメントを述べるようにしてください。

  そのために早稲田大学は、第1に、教員の側がより体系的に整理されて学習効 果が上がる教育プログラム(カリキュラム)を提供します。第2に、500 万冊以 上の蔵書を誇るわが国最大規模の図書館では、図書や電子ジャーナルなどの情 報資料を提供します。第3に、より優れた教授、准教授を揃え、助教、助手と共 に院生が研究を進められるような、研究環境を整備していく予定です。さらに第4の中長期的な目標としては、博士後期課程に進み、研究者を目指す院生には、 学外あるいは学内から用意した奨学金で、研究に専念できるように財務的な基 盤を整えようと考えています。

  そのために早稲田大学は、上記の教育・研究環境を財政的に支える3つの新し い試みを開始しました。第1は、今年の4月1日から「早稲田大学応援基金」と いう1口1万円からの寄付を募集し始めました。早稲田の卒業生は現在 66 万人 ですので、理論上は毎年 66 億円のご寄付が集まることになります。 第2に、今年の4月5日から、Waseda University Ventures という若手研究 者の発明に特許を取ることを勧め、スタートアップ企業を起こすことを、すなわ ちベンチャーの起業を手助けする仕組を創ります。 第3に、2018 年から開始している早稲田エンダウメント・ファンドという基金を積極的に運用していきます。研究力の強化に充て得る運用益は、2023 年か らもたらされる予定です。

  これらの新しい早稲田大学の施策が実現すれば、早稲田の研究力は飛躍的に 高まり、皆さんが修了した早稲田の大学院が、将来は「世界で輝く WASEDA」と 評価されるようになることを目指しています。 皆さんは、早稲田では思う存分に研究をして、また後輩の指導もしていただき、 充実した大学院生活を送ってください。皆さんは、是非とも早稲田の大学院で、 「たくましい知性」をより一層鍛え、「しなやかな感性」をさらに育み、さらに は「響き合う理性」を磨いてください。 

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新入生の諸君


入学おめでとうございます。


 私は、田中総長の式辞を読んで、40年以上前のワセダと比べると「羨ましい!」の限りです。


 学費を払った”学生様、院生様”へのサービスが充実しています。(まあ、学費滞納を当然のように振舞っていた私には言う資格ありませんが)


 かつて、ワセダOBの筑紫哲也さんが言ってた「早稲田大学が何もしてくれなかったのがよかった。」に同感の私は、一つの危惧があります。


 大学が学生に勉学だけでなく、留学、就職活動まで”手取足取り”やってくれる現在。


 多くの学習、体験、留学プログラム等を大学は提供するけれど、学生諸君は自ら動いて、自らの手で成長する機会を獲得しているでしょうか。


 大学からの”サービス”に応えるのに多忙になり(インターンシップも同様)、卒業後の長い人生を支える教養(liberal arts)を身に付ける”何者でもない”大切な時間が過ぎ去っていく。


私の英英辞典から:liberal arts:subjects of study that develop students' general knowledge and ability to think, rather than their technical skills


そして、彼も。

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学生注目!


本、旅、人。この三つがたいせつ。


本を読もう。本との出逢いは、人との出逢いと同じ。


旅をしよう。そこには、それまで出逢わなかった人がいる。


人と話せ、酒食を共に交わろう。酒を飲め、飲めない奴は喰え。


そして得られる教養(liberal arts)。


総長がいう「たくましい知性」、「しなやかな感性」は、


大学が用意するものに依存しては、鍛えられないし、育むことはできない。


自分で動かないと。


NHKの朝ドラ ”カムカムエヴリバディ”で伴虚無蔵さんも言ってる、


「お前が鍛錬し、培い、身につけたものはお前のもの。決して奪われることのないもの。」


入学おめでとう!


早稲田大学鋳物研究所スキー部長


追伸:式辞中の「グローバル・エデュケーション・センター」で再教育されるべき教員もいることを学生諸君は知るでしょう。


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早稲田大学卒業式 田中愛治総長の式辞 [早稲田大学関連]

2022年3月25,26日


早稲田大学の学部卒業式、芸術学校卒業式、大学院学位授与式がありました。


田中愛治総長の式辞を以下に示します。




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  卒業生の皆さん、ご家族・ご親族の皆様、ご卒業おめでとうございます。卒業される皆 さんはもちろん、これまで卒業生を支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお 喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べ たいと思います。

  本来であれば、卒業生の皆さんだけでなく、ご家族の方にもご参加いただきたかったの ですが、コロナウイルスの感染を防ぐため、卒業生だけに出席していただいています。た いへん残念ですし、申し訳ないと感じています。そうしたなか、皆さんがこのコロナ・パ ンデミックのもとで、無事に勉学を修めて卒業することを、私たち教職員はたいへん誇ら しく、嬉しく思っています。

  今年の卒業生は、特別な思いを持って、卒業されることと思います。この2年間、新型コ ロナウイルス感染症の拡大というパンデミックに、世界中・日本中が振り回されてきまし た。早稲田大学も例外ではありません。2年前の今ごろ、早稲田大学は 2020 年度の春学期 の授業をすべてオンラインで実施することを決め、キャンパスも一時的に閉じざるを得ま せんでした。その後も、体育各部や各サークルの活動には自粛をお願いしてきました。早稲田の学生の皆さんは、よく我慢をして、今日まで学内での大規模クラスターを発生させずに頑張ってくれました。皆さんのご協力に心から感謝いたします。

  早稲田大学は、2020年8月から2021年1月までの間に、教室の空調設備を更新し、すべての教室で1人当たり、1時間に30立方メートルの換気ができるように整えました。これにより、昨年度の4月から、7割を目標に対面授業を再開できました。さらに、昨年の7月5日から8月末までに、希望者全員を対象に2回のワクチン接種を実施できました。早稲田大学は、できる限りのことをしてきたつもりですが、それでも学生の皆さんの期待には、十分にはお応えできなかった部分もあるでしょう。至らなかった点については、申し訳なかったと思います。

  皆さんのなかには、最も充実すべき最後の2年間が失われた、という感覚をお持ちの方も おられるでしょう。しかし、コロナ・パンデミックの経験をネガティブに捉えず、この辛い経験が役に立つときがある、と信じて進んでいただきたいと思います。皆さんは、若い 学生時代に辛いことを経験したのですから、他の世代より一層強く逞しくなっていると思 います。

  皆さんが逞しくなっている、と感じた事例を挙げましょう。早稲田祭は、2020 年度はオンラインで配信し、2021 年度はオンラインと対面のハイブリッドで実施できました。体育 各部の活動ならびにサークル活動においても、皆さんは自粛しながら素晴らしい成績や成 果を残しています。とりわけ、厳しいトレーニングをやり通して、夏期と冬期のオリンピ ック・パラリンピックで大活躍をした選手たちを見ると、このコロナ・パンデミックの中2で、よくあれだけの活躍をしたなと、本当に誇らしく思い、心から敬意を表します。それだけ、皆さんは逞しくなったのです。

  今、私は「逞しくなる」という言葉を使いました。実は、私が3年半前、2018 年 11 月に 総⾧に就任してから提唱してきた理念が、「たくましい知性」を鍛えること、ならびに「しなやかな感性」を育むことなのです。

  「たくましい知性」とは、どういう知性でしょうか。今日、人類が直面している問題の多くには、正解がありません。たとえば、コロナ・パンデミックへの対策には、これが正解と証明されているものはありません。同様に、地球の温暖化による気候変動への対策も、 地球上の至る所に存在する貧困と格差の解決法も、現在のロシア政府指導者によるウクライナへの侵略と人権侵害への打開策も、どれをとっても正解を見つけにくい大きな問題です。

  皆さんが社会に出て向き合う問題の多くは、このように正解が教科書や専門書に記されて いない場合が多いと思います。ウクライナの人々への人権侵害やコロナ・パンデミックな ど、いま私が例に挙げた、人類全体が直面している問題ほどには大きくはないとしても、 皆さんが今後人生で向き合う問題には正解のないものばかりでしょう。そのような未知の 問題に果敢に挑戦して、自分の頭で自分なりの解決策を考え出す力、これを私は「たくましい知性」と呼んでいます。

  皆さんは早稲田大学で、「たくましい知性」を育み、「自分の頭で考える」ことを身につ けたと思います。「自分の頭で考える」ためには、やはり学問が重要なのです。学問とは、 文字が発明されて以来、5千年にわたる人類の経験のエッセンスが体系的にまとめられた ものです。もちろん、過去に人類が経験したことのない未知の問題の解決方法は、学問に は記されていません。しかし、学問をひもとけば、過去に人類がどのように、未知の問題 に挑戦したのかを、学ぶことができます。したがって、皆さんが未知の問題に挑戦する際 には、早稲田で修めた学問が座標軸となり、今後の人生の道標(みちしるべ)となってい くはずです。

  もう一つ大切なことは、「しなやかな感性」を育むことです。すなわち、異なる国籍・エ スニシティ・言語・宗教・文化・信条・性別・性的指向性を持つ人々に対して、敬意をもって接することです。そうした利他の精神を身につけることで、「しなやかな感性」は涵 養されます。とくにコロナ・パンデミックでは、国や民族の違い、あるいは経済的な格差により、弱い立場の人々がいっそう苦しむことになったと思います。そのことを肌で感じ る経験をした皆さんは、より一層「しなやかな感性」を育むことができたと思います。

  皆さんは、今、ウクライナで起きていることを目の当たりにして、どのように感じている でしょうか。このような状況でこそ、「しなやかな感性」が大切であると思います。ウクライナから早稲田に留学してきている学生たちは、今どんなに心細い気持ちでいるでしょ うか。同時に、ロシアから早稲田に留学してきている学生たちは、今どんな思いで祖国を 見つめているでしょうか、また自分たちロシア人が他国の人々からどう見られているかに不安を感じているのではないでしょうか。それぞれの立場に置かれた人々のことを思いやって接していけることが、「しなやかな感性」を持つことの大切さです。

  私は、ウクライナの人々が受けている人権侵害や殺戮を思うと、言葉に表せないほどの義憤と悲しみが湧いてきます。私自身は、政治学を研究してきましたので、なぜこんな理不 尽なことが起きているのか、なぜウクライナへの侵略を直ちに止められないのか、その理由がある程度、推測できます。それだけに、私たち人類にとってこの悲惨な状況を止める ための有効な手段がそれほど多くはないという歯がゆさを感じています。また、私自身が この侵略を止めることに直接に貢献できていない無念さも痛感しています。

  そうした中で、私が教育者の1人としてできることは、皆さんに早稲田で学んだことを心に刻み、卒業後の人生を歩んで欲しい、とお願いすることです。早稲田大学の創立者であ る大隈重信は、建学の精神として、「学問の独立」「学問の活用」と共に、「模範国民の造就」の大切さを説いています。「模範国民の造就」について大隈は、「一身、一家、一 国家のためのみならず、進んで世界に貢献する抱負が無くてはならぬ」と述べ、利他の精 神の大切さを強調しています。この寛容の精神に照らせば、人権侵害をしたり、弱者を痛 めつけたり、他者を陥れるようなことは、早稲田大学の建学の精神に反することになります。

  すなわち、早稲田大学で学んだ者は、誰1人、人の道に外れたことをしない、人として行ってはいけないことをしない人間になっていただきたい、ということです。そのことを、卒業生の皆さんは、私たち教職員とともに、崇高な建学の精神をもつ早稲田大学という学問の府で学んできたはずです。このことは忘れないでください。

  最後に、皆さんにお伝えしたいことがあります。一昨年の4月、緊急事態宣言が発出され た直後に、早稲田大学は、経済的に困窮している学生に、1 人当たり 10 万円の緊急支援金を支給しました。そのとき、早稲田の卒業生たちは(本学では「校友」と呼んでいますが)、 「後輩たちが困っているなら、是非とも助けたい」と、学生への緊急支援のご寄付に積極 的に応えてくれました。寄付金額は、最初の 10 日間で1億円を超え、合計で9億円を超え たのです。私は、早稲田の校友を改めて誇らしく思いました。皆さんも、このことを忘れずに、卒業した後、早稲田の後輩を応援してあげてください。

  皆さんは、早稲田で学んだことに自信を持ち、コロナ・パンデミックの中で苦しい学生 生活をやりきったことを誇りとして、今後の人生を切り開いてください。   卒業後も、時々は母校に帰ってきてください。その時には、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう。 

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卒業生、学位受領者の諸君へ


おめでとう!


私は、上記式辞の


「学問をひもとけば、過去に人類がどのように、未知の問題 に挑戦したのかを、学ぶことができます。」を読んで、


自身の早稲田での学問の日々を思い出しました。


私のこれまでの人生を支えたのは、学問の日々です。


これまでの諸君は、


学校で教えられたことを確認するテストや入試で評価される日々だった。


これって、「答え合わせ」。


これからは、正解を解答するのではなく、


問題を提起して解決する人生を歩んでください。


そのためには、


「日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ。」


そして、


たまには早稲田大学と早稲田の街に帰ってください。


早稲田大学鋳物研究所スキー部長

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早稲田大学田中総長、「大なる使命を担ひて立てる」人材を! [早稲田大学関連]

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国際間の戦争、人権、難民等、


人の命に係わる現場を知らないで、


したり顔でTVで解説する大学教員ではなく、


早稲田大学校歌の「大なる使命を担ひて立てる」人材が育つ環境を作ってください。


        膝リハビリ中の早稲田大学鋳物研究所スキー部長



上記HPから引用。

ロシア政府による侵攻でウクライナでは戦渦が広がり、国際社会に混乱と分断と、同時に世界各国で連帯の波が広がっています。早稲田大学は、人権の侵害に強く抗議をし、武力によらない対話による一日も早い平和的な解決を強く望みます。また早稲田大学は特定の人種や出身地域、国籍等に基づくヘイトスピーチといった行動に対して強く反対します。ウクライナから、もしくはロシアからの留学生であるかを問わず、早稲田大学で学ぶ者は、皆が熟議による平和的解決と戦闘の終結を望んでいると、信じています。
早稲田大学は、影響を受けている学生のみならず、国籍・出身地域等を問わず、すべての学生と教職員が、自律的かつ自由に学び研究し、その成果を内外に発信し続けることができる環境を今後も維持します。さらに、戦禍を被った人々が、一日も早く平和で安全な生活を送れますように国際社会に学術活動を通じて貢献してまいります。


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君、PowerPointないと講義できないのか!? [早稲田大学関連]

後輩の早稲田の教授が講演に来た時、


PC不具合でパワーポイントが映らないので講演ができないと言う。


一流の楽団は停電で譜面が読めなくても演奏できる。


自身の仕事を生身で話すことができない彼は三流。


そんな彼が教授を務める早稲田で起きたこと・・・・


2/18 朝日新聞天声人語から




我が国の大学で盛んだった文化に「代返」がある。授業には出ず、友人に出欠の返事だけしてもらうのだ。ハイッ、ハーイなど声の調子を変えてごまかすのが常だが、まあ教師の方も大目に見ていたところがあるのだろう▼いまはICチップを内蔵した学生証を機械で読み取る大学もある。それを破るのが「ピ逃げ」で、学生証をかざしてピッと鳴ったらすぐに教室を出るという。コロナ禍で増えるオンライン授業に対しては「同時再生」というやり方があるらしい▼授業の動画はいつでも見られるようになっていることが多く、視聴のため再生すると記録され、単位取得の条件になることもある。早稲田大学の学生がパソコンで複数の授業の画面を開き、一度に再生していたことが問題になった▼「いくつもの授業を聞き分けるなんて、お前は聖徳太子か」などと突っ込むくらいでよさそうに思えるが、そうもいかないらしい。同時再生していた学生は約100人にのぼるとみられ、大学は「不可」を与えることを決めたと報じられる▼かつての大学はマスプロ教育が問題になった。大教室で大人数に教えるので、どうしても一方通行になる。双方向の教育へと是正されてきたはずだが、録画された映像授業は一方通行そのものだろう。不可というムチなしには成り立たないしろものなのか▼代返もピ逃げも、同時再生も、自分の時間を惜しむ行為だ。では、あいた時間で何をするのか。それが問われるのが、大学生というものである。

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まだ、動画みるだけいいじゃん!


私らの頃は、代返や出席カードを出してもらって、


学校行かなかったんだから。


それでも、なんとか生きてきました。


まさか、今、成績は親に送られるのでしょうかね?


私らの頃は、慶応は親に送ってましたけど、早稲田は送ってなかった。


私の慶応の友人は、留年を親から知らされてましたから・・・

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