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徳元穂菜様、”ひらがな”をありがとう。 [日常の戯言]

徳元穂菜様


2022年6月23日、


あなたが、


沖縄全戦没者追悼式で朗読された平和の詩を詠みました。


宜野湾市の佐喜眞美術館で、


丸木位里、俊 夫妻「沖縄戦の図」を見て書かれた平和の詩。


私も沖縄に行ったとき、


この絵を見ました。


こわくて、かなしい。


あなたは、


「へいわってなに?」と問いかけ、


せんそうがこわいから、


へいわをつかみたい、


ぽけっとにいれて、


おとさないように、


なくさないように、


わすれないように、といい、


こわいをしって、へいわがわかった、と。


私も戦争を体験していません。


戦争の「こわい」を体験していません。


今が「へいわ」としても、


私は、何か貢献してるだろうか。


あなたがおねえちゃんと喧嘩したとき、


お母さまが二人の話をきいてくれ、


仲直りができた。


それが「へいわ」とあなたはいう。


おねえちゃんがいて、


お母さまがいる。


じぶんだけではないのですね。


戦争には、相手がいます。


「へいわ」を望むなら、


相手のことを考えなければなりませんね。


追悼式での大人(岸田総理)の話は、


”ひらなが”で伝えず、


漢字ばかりで、


「へいわ」を創るのに必要な相手のことには、


思いを馳せていません。


ひらがなの「こわい」、「かなしい」、「へいわ」こそ、


思いを広げることば。


漢字、その熟語を使って、


深く考えることもなく、


一言で言い抜けては、


「へいわ」をつかめない。


あなたの詩を詠んで、


そう思いました。


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「こわいをしって、へいわがわかった」徳元穂菜

びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや
おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな
こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん
風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった
おかあさんが、
七十七年前のおきなわの絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ
たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年の子どもが
かなしそうに見ている
こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?
きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな
おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな
せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった

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