三菱電機社長 漆間啓様 「風土って何ですか?」 [日常の戯言]
三菱電機社長 漆間啓様
本日これを拝見しました。
文中「品質風土」、「組織風土」を改革すると書いてありました。
私、この「風土」という語が気になり、
広辞苑で調べました。
風土:その土地固有の気候・地味など、自然条件。土地柄。特に、住民の気質や文化に影響を及ぼす環境にいう。
・・・だそうです。
御社役員及び従業員の皆さんは、「風土」という語について関心はありますか?
私は、我が家のバラの世話をしていて、
「土」の重要性に気づき学んでいます。
「育つ土」を作る家庭菜園の科学 有機物や堆肥をどう活かすか (ブルーバックス)
- 作者: 木嶋 利男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 新書
この本の中で、
”土は作物を育て、作物は土を作る”との記述あります。
高い品質を維持継続するためには、
「生産技術」、「生産設備」、「人」が重要な要素。
今回の報告書では、「生産技術」、「生産設備」は大きく取り上げられず、
組織風土に問題の原因を集約。
先の文中の一文の「作物」を「人」に置き換えると、
”土は人を育て、人は土を作る”になります。
私なら、「風土」ではなく「土壌」を使います。
”土壌は人を育て、人は土壌を作る”。
土壌を構成する要素は多種多様。
物質、水分、酸度、粒度、空気、栄養分、微生物、などなど
ただ、種蒔いて、水やりゃ、作物(人)が育つのではありません。
生産技術も生産設備も人が関わる要素。
冒頭の「原因究明及び再発防止等」の説明資料や
調査委員会の報告書で、
人としての洞察が少ないのが問題。
”最後は人。”と、
よく言うけど、
それを実感する機会は、
人に関心を持たない限りやってこない。
優秀な方々作成の調査報告書や対策書では、
真因の究明と解決は程遠い。
今朝、
水やりや
つるバラの剪定をしながら
以上のことが頭に浮かびました。
独りで背負うことなく、
人への関心をもって、
御社の信頼回復につとめてください。
そして、最後まで責任を果たしてください。
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