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謹啓、雉真 稔様 [英語]

謹啓、雉真 稔様

あなたの思い、

「どこの国とも自由に行き来できる、

どこの国の音楽でも自由に聞ける、自由に演奏できる、

ぼくらの子供には、そんな世界を生きて欲しい。
ひなたの道を歩いてほしい。」

あなたの子供、そして孫の世代を通じて、

日本は、あなたの思いの実現に努めてきました。

私は、子供の頃から海外や外国語に興味を持ち、

英語を学び、

英語で仕事をし、

世界を旅し、いろいろな国の人と交わってきました。

私のこれまでのパスポートを見てください。

IMG_20211218_131030.jpg

2021年1月現在、

世界でビザを取得することなくパスポートのみで

最も多くの国へ渡航できる国は日本です

日本人が、ビザを取得せずに渡航できる国は現在191か国。

IMG_20211218_131101.jpg

あなたの希望は叶いました。

これは、

日本の経済力と日本人の民度の高さによるものと言われていますが、

それだけでなく、

日本国が、戦争を放棄したからです。

現在の日本国憲法の9条を見てください。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


敗戦後、

日本と日本人は、

貧しさから抜け出し、

豊かになるため、懸命に働きました。

その傍らにこの9条の思いがあったからこそ得られたパスポートです。

これからもそうありたいです。


あなたの娘"るい"の名前の由来Louis Armstrong”On the sunny side of the street”の歌詞を詠みました。まさに、日なたの道ですね。


Grab your coat, grab your hat, baby
Leave your worries on the doorstep
Just the life can be sweet
On the sunny side of the street

Can't you hear the pitter-pat there ?
That happy tune is your step
Life can be so sweet
On the sunny side of the street

I used to walk in the shade

With my blues on parade
But I'm not afraid baby

My  rover, crossed over

If I never had a cent
I'll be rich as Rockefeller
With gold dust at my feet
On the sunny side of the street


これを喫茶店Dippermouth Bluesの定一さんが歌ったとき、
私は自分の英語史や
戦後米国に養子として渡った従兄との思い出が溢れ、
涙が出てしまいました。
限られた状況で、
諦めずに、へこたれずにやった英語の勉強、
日なたではなかった博士課程、
でもその結果を英語で書いた論文が一流学術誌に受理、
仕事に恵まれずともその時のために英語のプレゼンを勉強した日々、
やっとつかんだ英語での仕事で世界中駆けずり回った日々、
そして、長い年月を経ての従兄との英語での再会。
Capacity never lacks opportunity.
力さえつけておけば必ずチャンスはやって来る。
この言葉が支えでした。
私にとって英語は、学校の科目ではなく、人生の舞台回しの役割でした。
長々と書き失礼しました。

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