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国家公務員倫理カード [世直し]

図1.png

朝日新聞天声人語から


「内閣が吹っ飛ぶようなことを命じられた」「下っ端が責任を取らされる」。森友学園をめぐる文書改ざん疑惑のさなか、自死した財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さんは妻の雅子さんに打ち明けた▼真相を知りたいと雅子さんが起こした裁判が始まった。俊夫さんは常々、国家公務員の仕事に誇りを持ち、「雇い主は日本国民」が持論。元は国鉄マンで、働きながら大学を卒業した▼公務員としての誇りが踏みにじられたのは3年前。国会答弁と矛盾せぬよう決裁文書を書き換えろと上司に迫られる。涙ながらに抗議するが、上司も本省から厳命され、引くに引けない。従わざるをえなかった▼法廷で取材した同僚によると、雅子さんは声の震えを抑えつつ訴えた。「夫は改ざんを悔やんでいた」「同じように国家公務員が死に追い詰められることがないようにしたい」。亡くなる日の朝、出勤する雅子さんに「ありがとう」と告げたという▼思い出したのは、葉室麟さんの時代小説『蜩(ひぐらし)ノ記』。清廉な藩士が理不尽な裁きを受け、10年後の切腹を命じられる。妻は夫を信じ抜き、最期の朝までいたわり合って暮らす。いつの世も、官僚機構は現場で汗を流す末端の者に冷酷である▼「公正に職務を執行していますか」「疑惑や不信を招くような行為をしていませんか」。雅子さんは昨日の会見で、夫の手帳にあった国家公務員倫理カードを読み上げた。現場の職員をかくも追い詰める中央の官僚たちは「吏道(りどう)」を外れてはいまいか。

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いつの世も、


一流大学出て、


学校成績や仕事実績で優秀な人はいる。


でも、それは人々の上に立つ、


いや、立つのではなく、


人々を押し上げる能力とは違う。


それは、人としての「器」。


教えたり、学んだりして得られるものではありません。


多くの人々の中で育まれるもの。


私たち自身が問われているのです。

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