中国のとある空港のベンチから [科特隊アジア大捜査線]
多忙でした。
ブログ更新の余裕がありませんでした。
日本語を全く使わない捜査の日々。
シャワーだけの日々。
喰いなれない食事の日々。
昭和、平成、令和を生きてた私は、
令和に死すか?
次の元号に死すか?
その時は、着実に迫っています。
その前に、引退興行がありますが。。。
捜査で出逢った君の若い歌声に、
私は自身の立ち位置を思い知らされました。
人生の下山を始めます。
登山とは違う風景を楽しみます。
下山にあたり、登山の時に見た風景を振り返ります。
昭和の高度成長期に誕生・成長し、平成のバブル崩壊を経験。
一国の経済成長とその先の破綻でした。
戦争で壊滅した日本がここまで成長できたのは、
日本人が類まれに優秀なのではなく、
たまたまでした。
東西冷戦の米国とソ連の狭間で、
軍備に金をかけず、
技術を米国から貰い、
安い国内労働力と円安を使い、
安かろう悪かろうでスタート。
コピー製品(自動車、家電等)を自虐的に品質改善して、
世界市場占有率を上げたのが日本の経済成長でした。
一時は、電子立国といって半導体(部品、素材)で先行したものの、
それを応用するIT製品(携帯、スマホ、PC)で価格で新興国に敗れました。
IT製品による社会変革(電子決済、SNSビジネス等)でも
新興国に後れを取っています。
日本は、高度成長期に確立した国内の利益構造に拘泥し、
変革を怠っています。
経済界、行政、政治、教育の世界では、前例主義が判断基準。
挑戦せず、出来ない・やらない言い訳作りに労力をかけ、結果をすり替える。
かつて、敗戦を終戦といった無反省ぶりが日本人の本質です。
現在、色んな分野で「AI活用した・・・」といってるけど、
AIこそ、過去の事例のデータベースに基づく前例主義です。
惑わされてはいけない。
AI詐欺です。
未知の挑戦が道を切り開く。
これは、日本人が最も不得意とするところ。
でも、方法があります。
身体を動かし、五感を働かせることです。
そして、失敗から学ぶことです。
今、若者が失敗させてもらえない。
失敗から学べば、
どちらに行けばいいか、
それが筋がいいか、悪いか理屈抜きで感じる。
その過程で得られた言葉は強い。
人を動かす力がある。
それを探すのが仕事。
時の流れは平等。
登山中の皆さんも
必ず下山する時が来ます。
その時、登山の風景を思い出し、
愛おしく思えれば最高です。
私と皆様との仕事を振り返れば、
本当に楽しかった。
でも、下山の時が来ました。
楽しみながら歩きます。
ゆっくりと。
コメント 0