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教育勅語を復活させる前に・・・ [日常の戯言]

こどもの日の天声人語より



童謡詩人、金子みすゞの「大漁」は、いわしがたくさんとれた浜が舞台である。でも、祝いのうたではない。〈はまは祭りの/ようだけど/海のなかでは/何万の/いわしのとむらい/するだろう〉。詩人の気持ちは、魚たちとともにある▼「なかなおり」に出てくるのは、けんかをしてしまった女の子たちか。〈げんげのあぜみち、春がすみ、むこうにあの子が立っていた〉。出くわした2人はどちらも、あぜに花を摘みに来ていた。〈あの子がわらう、と、気がつけば、わたしも知らずにわらってた〉▼金子の作品が世に出るようになった背景には、大正期に起きた「童謡運動」がある。教訓をたれるような内容が多いとして学校唱歌を批判し、子どもの心を大切にしながら創作することを目指した。草分けとなった雑誌「赤い鳥」の創刊から今年で100年になる▼「私たちはいつも子供に還(かえ)りたい還りたいと思ひながらも、なかなか子供になれないで残念です」とは運動の中心にいた北原白秋の言葉である(『近代の童謡作家研究』)。いくつもの作品が生まれ、歌い継がれた▼金子の残した童謡は、東日本大震災のあと多くの人を勇気づけたという。「共感」や「寄り添う」などの言葉を使わなくても、すっと相手の側に立つことができる。そんな詩人のやさしさは、つらいときほど心に染みるのだろう▼子どもたちに響く言葉は、おそらく大人にも響く。詩人でなくても、心にとめたいことである。きょうは「こどもの日」。

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自民党が言う、現代に合わせた教育勅語を見せて欲しいものです。


どんな言葉が使われるのか?


日本の政治家諸君は、言葉を大切にしない。


地球上には、多くの言葉が飛び交っています。


自国語を大切にしないこと、


他国語をも大切にしない。


人は言葉で考える。


言葉は、その人を表す。


言葉は、人と人の間にある。


語学教科書にあるのは、語学であり


言葉ではない。


言葉を大切にしない人は、


他者との相互理解の場を作れない。


かつての教育勅語は、


ただ、上から下への御託宣。


ぜひ、自民党の教育勅語を見せてもらいたいものです。


憲法改正の発議のまえに・・・・

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