ハゲタカ 北関東アルミ編予告 [北関東アルミニウム工業]
世界同時不況
100年に一度の不況
雇用不安
リーマンショック
年越し派遣村
サブプライムローン
格差社会
年金不安
Dr.Super-Gは、北関東アルミ工業で技術研究所所長として材料開発をリードしていたが、母校早稲田大学で開かれた「博士号剥奪査問委員会」での大立ち回りのあと、日本の学術業界の相変わらずの閉鎖性に絶望。北関東アルミを辞し、東南アジアの某国でゴルフ三昧の生活をしていた。
あるとき、ゴルフ場に、盟友 緒万雄土が訪れた。緒万は、北関東アルミに対する中国系巨大ファンドの買収を察知し、この危機を救って欲しいとのこと。
この巨大ファンドは、豊富な資金力をバックに設立された中国系ファンド。背後には、中国政府の影も。そのリーダーは、”赤いアルミ”の異名を取る王(ワン)。王は、北関東アルミに買収を仕掛け、Dr.Super-Gに真っ向から戦いを挑む。この王は、かつて、アジアの某国で一緒に”王様ゲーム”に興じた仲だった。
運命的に出会うDr.Super-Gと王、二人の異端者。
自らの出自を隠し、
アジア各国で特殊作戦に身を投じてきた二人。
「日本の金属素材メーカーが買収される」という未曾有(みぞう)の買収戦争。
日本の金属産業、それに関係する学術業界、母校早稲田大学を巻き込み壮絶なDr.Super-Gの闘いがはじまる。
本当に大切なものは何か。
国の工業力とは?
大学の教養を支える志とは?
Dr.Super-Gの両親の人生が重なる北関東アルミ社員のしあわせは?
彼は、残された人生の時間で、この答を出そうと、王による北関東アルミ買収を阻止すべく、日本に帰国した。
だが、そこで待ち受けていたのは、
「北関東アルミは救うに値する会社か?」という疑問だった・・・・
(北関東アルミはあなたの心の中にあります。)
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