「私をスキーにつれてって2006」 スーパーG3連戦八方尾根大会総集編 [「私をスキーにつれてって2006」]
「98長野メモリアル スーパーGスペシャル イン八方尾根2006」
が2006年1月27, 28, 29日、白馬八方尾根スキー場のFIS公認「オリンピックコース2」(長野五輪女子滑降コース)で開催されました。既報のように私も出場し、怪我もなく3連続完走しました。
昨年までのコースと違い、スピード出ました。
また、コースバリエーションに富み、面白かったです。
他のレースでは味わえない貴重な体験でした。
スタート前の緊張感は、他では味わえません。
「転倒したら・・・・」
「怪我だけは・・・・」
「ジャンプを処理できるだろうか・・・」
「タイム遅くて恥ずかしいな~・・・」
「なんでこんな思いしているんだろう????」
「完走するぞ!」
でも、スタート直後、そんな思いは、吹っ飛び、滑ることにのみ集中。
ジャンプを上手く処理し、いくつかのポイントをクリアして、ゴール目指して、突っ込む。
その瞬間、言葉では表現できない”達成感”を感じる。
ゴール後、リフトから自分が滑ってきたコースを見る時、涙が出るほどの感動があります。
そして、また、スタート台に立ちたいと思ってしまうのです。
今月末には、野沢温泉大会です。
”カスミ”や”大半径”のポイントがあります。
私にとっての最速目指します。
【 コース概要】
【コースプロフィール】
【ある選手(私)の一日】
朝は6時には起床、ゲレンデもだんだん明るくなり、
天気がいいと、「今日も完走するぞ!」って気分が高揚してきます。
朝飯を食ったら、8時にはお迎えのバスでゲレンデへ。
8時40分からコースインスペクションです。
レースは、この時からもう始まっているのでした。
昨日の失敗を参考に、コースのポイントを頭に入れとかないと。
初日には、コースインスペクションにスクールの人が帯同して、アドバイスしてくれます。(私は、これが大変勉強になります。実行できるかどうかは別ですが・・・・・)
では、コースを案内しましょう。
1.スタートからヘアピンバンクまで
スタート直後からクローチング。
「完走するぞ!」って言いながら、私は滑ります。
ここがヘアピンバンク。
2.ヘアピンバンクからHジャンプまで
ここからクローチングで突っ込みます。
「うりゃぁ~~!!!突っ込むぞー!」
リフトから撮影
コース幅が狭くなってくるので、スピード感が増します。
このあたりで、かなりスピードが出ています。
そして、Hジャンプへ突っ込む。
このポイントでHジャンプの方向を確認。
皆さん、再度戻ってから、姿勢を低くして方向を確認中。
3.Hジャンプからエムズジャンプまで
最終日、ここでジャンプしました。しかも、左周り中に。
びっくりしましたが、上手く処理できました。
その瞬間、なんだかうれしくなったです。
後先考えず、ここもクローチングで突っ込めーって感じ。
見返すと一枚バーン。
ここでもかなりスピード出ています。
しかも、コース幅が狭くなり、この先はタテッコにつながるエムズジャンプ。
ひよって、”ちょびっとボーゲン”で減速したりして。。。
怖いです。チャレンジスピリッツが試されます。
Hジャンプ同様、方向を確認します。
この場所、レストラン”サンテラス パノラマ”の裏なのでギャラリー集まります。
「突っ込めー!!」って、皆さん応援?してくれます。
4.エムズジャンプからタテッコそして馬止めジャンプまで
エムズジャンプ手前では、次の旗門が見えません。
だから、よくインスペクションで方向を確認しないと、大回りになり大きなタイムロスです。
私は、2日目、ここで次の旗門を見失ったために大回りしてタイムロス。
しかも、寄せられた新雪に片足を突っ込んで、あわや転倒するところでした。
この斜面は大きく左右にバンクしています。
スクールの人が言ってた、「山回りターン」、「谷回りターン」のときの旗門通過に対するコース取りの意味がやっと分かるようになりました。でも、実行できるかどうかは、???????
馬止めが見えてきました。(選手が終結しているところ)
馬止めジャンプで方向をミスしないためには、このあたりからコース取りをイメージしないと。。。
馬止めからタテッコを見上げる
馬止めでジャンプの方向を確認する選手たち。ここも次の旗門が見えないので、目印を決めておく必要があります。
馬止めからゴール方向を望む。
5.馬止めジャンプからゴールまで
馬止めジャンプの後は、クローチングでゴールまで、最後の力を振り絞って、
「突っ込め~!」
ゴール直前の旗門を不通過の人がいたとのこと。
分かります。
気が抜けちゃうんですよね、ここらまでくると。。。
私なんぞ、レース始めた頃、ゴールの脇を通過したことあります。
結果は、もちろん、”DQ”
6.ゴール付近
長野五輪で使用した電光掲示版です。
選手の名前とタイムが表示されます。
既にゴールした選手が仲間のゴールを見守っています。
タイムはどうあれ、完走した選手には、達成感があふれています。
最終日、常連のOさんが私のウエアーをゴールまで降ろしてくれました。
Oさんは、10番以内に入る速いレーサーです。かつて、同宿で、スキーについていろいろ教えてくれました。
この日も私がスタートする前にアドヴァイスをくれました。
Oさん「今日は飛びますから、気をつけて!」
私「了解、完走するぞお~!」
ゴール後、ウエアーを渡してくれたOさんに、
私「飛んだ~!でも、おかげさまで完走できました!」
毎年、このスキー場でしか出逢わない方との会話もこの大会の楽しみです。
今月末の、野沢温泉大会にも同様なレーサーがいらっしゃいます。
レース後は、、、、
マックで昼飯食って、
滑ると疲れるので、最終日はゴンドラで降りました。
抽選会の様子(表彰式は私には関係ないから。。。。)
私には何も当たらず、参加賞のTシャツだけでした。
【来年への課題】
スーパーGの場合、全体のコース取りが非常に大切。あせらないで、落ち着いて、全体の流れを大切にが基本なのでしょうね。
課題1:Hジャンプからエムズジャンプのまでの一枚バーンをクローチングで高速ターンできるように。フリーでは、出来ても旗門で規制された本番ではなかなか。。。
課題2:エムズジャンプからタテッコに高速で突っ込めるように。
課題3:タテッコの左右にバンクした斜面でのコース取りができるように。
【番外編】
名木山ゲレンデで初めてスキージャンプを見ました。
選手が着地するときの音って結構大きい。
ラージヒルだと、もっとすごいんでしょうね。
お土産編
マウントで630円で売ってます。(ポスターのみ)
八方尾根スキー場の全景です。
スーパーGとリーゼンスラローム大会のコースを書き入れる予定。
いつか君と一緒に滑る日がくることを。。。。。
その時は、車の運転を頼みます。
スキーのことはまったくの藤四郎ですが、
貴重な記録ですね!!
ところで、急に思い出したのですが、スキー映画で小生の心に感動が
刻み付けられた作品があるんです。
テーマ曲をオリヴィア・ニュートンジョンが歌っていたやつなんですが。
えーっと?あ、タイトル、忘れました。
うん?「あの空に太陽が」.... でしたっけ? ご存知ありませんか?:-)
by Kimball (2006-02-10 09:26)
Kimball様
結構貴重だと思うんです。
「あの空に太陽が」を探してみます。
by 早稲田大学鋳物研究所スキー部長 (2006-02-10 19:11)