師匠


以下のように、またJIS認証取り消しです。


今度は、日本軽金属。


取り消し理由は”一部の製品においてJISの規定と異なる方法で試験片を採取して引張試験を実施したにもかかわらず、製品にJISマークを付して、継続的に出荷していた”だそうです。


日本軽金属株式会社名古屋工場のJIS認証取消報告がありました (METI/経済産業省)


数年前は、神戸製鋼でした。


当時、このニュースは中国でも報告され、


「日本の品質は信用できない。」


と現地スタッフに言われたものでした。


JIS規格なんて、中国では今やどうでもいいけれど、


JIS認証機関って、信用できるのでしょうか?


審査を受ける会社のOBが審査員やってると聞きます。


当然、甘くなりますよね。


しがらみもあるし。


日本の技術者は、


「中国企業は、TSとかISOの認証を買ってるんだろ?!」


なんて言ってますけど、


先ほど、中国の友人からwechatで連絡ありました。


「日軽金、大丈夫? もう、日本から学ぶものないよ。私たち中国人は、日本人より先に火星に行くよ!」


陽はまた昇る、と言いたいけど、


今回の問題は、パンドラの箱を開けるのに等しい。


日本では、「多様性」とか色々いうけれど、


そんなことより、


地味ではあるが、


地道にやらねばならないことに、


光を当てて、


見るべきです。


光が当たらないのではなく、


光を当てるのです。


JISの認定を受けても、


日々の品質管理、保証は現場がやるのです。


そして、最後は「人」。


かつて、私は、顧客の執拗な質問に、


「私たちの現場には、品質テロリストはいません!」と言ったことあります。


日本の工業力は低下の一途です。


残念!