金属疲労の原点、コメット。 [日常の戯言]
金属学の疲労破壊の教科書で、
必ず出てくるのが、
英国のジェット旅客機コメットの墜落事故。
もちろん、この飛行機を
見たことも、
乗ったこともありませんが、
この事故以降、
旅客機の開発は米国へ。
私もこれまで、
疲労破壊の解析を何回もやってきました。
でも、教科書に載っているような
疲労破面を検出するのは難しい。
油等で破面は汚れていて、
破面が伸展時に破面同士が接触しているから。
それでも何とか疲労破面を探して、
伸展方向とその原因を特定する。
それには、意識して観察することが大切。
でも、そんなことは自身で学ぶしかないのです。