三菱電機の”品質不正”について、以下の資料が公開されてるけど、
他社の品質保証、管理担当の人はじっくり読んでいるでしょうかね。
まあ、読みませんね。
他人事だしね。
(うちは、そんなことやらないし、大丈夫。仕事増えるのやだしさ。)
三菱電機は、「調査報告書の概要と当社の対応」、「調査委員会による指摘・提言」、「3つの改革(品質風土、組織風土、ガバナンス)」について説明している。
「調査報告書の概要と当社の対応」では、
色々書いてあるけれど、
品質不正とは、
お客様との約束を守らず、
お客様を騙したのです。
お客様の立場からすると、
騙されてた。
たとえ、納入製品が問題なく稼働していても。。。
恒例の外部専門家による調査委員会による指摘・提言も顧客意識ゼロ。
どこにも「顧客」、「お客様」の語句が無い。
まるで、外部専門家による指摘・提言のテンプレート。
三菱電機以外でも使える内容です。
どんな専門家なんでしょうね。。。
そして、三菱電機は、以下のような改革するというけれど、
風土という曖昧な語や、カタカナ語の多用。
「再構築」、「再醸成」、「創生」、「打破」、「強化、強化、強化」等、
実体無き語句の羅列。
そして、言い訳の拠り所になるプロジェクトチーム。
体制を構築して、組織図で示す常套手段。
体制を変えても、それを構成する人が同じなら変わらず。
亡き母が親父によく言ってた。
「狭い6畳一間のアパートで、家具の置き場変えても広くならない。」
知見共有、機動的支援と言えども、
それができるか、やるかどうかは現場や担当の社員次第。
牽制機能の構築する前に、
IT化とかデジタル化を乱用する前に、
同社社員の品質と顧客意識向上でしょうが。
「誠実さを貫く」その相手は誰?
なぜ、「お客様への誠実さを貫く」と書かないのか?
「経営層への品質コンプライアンス意識の浸透」とあるけど、
経営者に浸透させるべきは、「顧客意識」。
今回の品質不正は、
お客様を騙したのですから。。。
プロジェクトチーム供養の準備した方がいいかも。
各社、こういう時必ず「プロジェクトチーム」を作るけど、
最初だけ、尻切れトンボに終わること多い。
これまでの「風土」を変えることは非常に困難。
だって、その風土なるものが”三菱電機”だから。
カタカナ語の濫用で本質をぼやかしたり、
人事制度いじりではなく、
「人」に切り込まないと変わらない。
経営陣の報酬体制の革新って、「罰金」制度でも導入するのだろうか?
第三者機関を言い訳の拠り所にすべきではない。
官僚答弁のような資料。
こういうチャート作成しても組織実態は変わらない。
誰が、
何を、
いつまでに、
どうやって、
解決するのか?
そして、できなかった場合の責任の取り方までを示すくらいのやる気がないと、
現場の社員は動かないでしょうね。
これは、三菱電機に限らず、
他の会社にも言えること。
なお、当家では三菱ブランドの製品は買いません。