日本軽金属JIS認定取り消し、君はそれでいいのか? [日常の戯言]
日本軽金属のJIS認定取り消しを聞いて
まるで他人事、うちは大丈夫と考えてる君へ。
君の行動原理はこれだよ。
事の本質を理解せず、
(データ改竄が本質ではない)
システム上データ改竄できないから大丈夫、
これまで問題なかった、
根拠ない盲信、
こうあって欲しい、
こうなるはずだ、
本質を考え抜かない知的怠慢、
いや、もっと簡単に言うなら、
それは私の仕事ではないという逃避。
検査成績書、ミルシート記載事項、
例えば、化学成分、引張性能、寸法等のデータを測定するとき、
*測定サンプルの採取方法
*サンプルの測定方法
*測定値からミルシート記載値への算出方法
などについて、その根拠を知っているだろうか?
検査成績書に記載の数字しかみてない、君は。
「JISに書いてあるようにやれば、やってればいいんでしょ。」
と君は言うが、
では、君の工場でそれはどうやってやるのか、
見たことあるのか、知っているのか?
採取サンプルには、何が記載され、
現場から試験・検査室までサンプルはどうやって運ばれるのか?
製造工程の異常発生時の現場作業員、技術スタッフの動きを知ってるか?
何も問題が起きていないなら、そんな実態でも何も起きない。
ただ、今回のように日本軽金属での事案により、
各社で一斉自主点検をやるでしょう。
しかし、
「点検の結果、問題なし。」の回答を本社に伝えるのではなく、
JIS規定を読んで、理解して、分からないなら現場行き、
さらには審査機関の審査員と協議をすべき。
君の問題は、自分が理解できない状態を看過していることだ。
お客にとって、
製品仕様書とそれに基づいて発行される検査成績書だけが、
購入製品を知る術なんだよ。
品質保証の顧客意識の基本だよ。
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